物語
2020年夏、引きこもりニートの菊原喜四郎はエアコンの切れた部屋で、株価の画面を睨みつけていた。8千万の利益確定したその瞬間、喜四郎はブラックアウトし階段から落ちる。再び目覚めたそこは学生運動最高潮である1968年の『戦場』であった。
1968年東大をはじめとする学生たちが、それぞれの主義主張を基に学生運動が激化していた中、喜四郎の前に現れたのは史上最強と呼ばれる大日本大学芸術学部通称ポン大芸闘委。学長の使い込みによる使途不明金の発覚、学生数の水増し疑惑。石も歩けばポン大生に当たると揶揄された学生達は立ち上がった。
そんな学生達と日夜衝突を繰り返すのは『鬼の四機』と恐れられる田頭一臣率いる機動隊四機。田舎から出て来た隊員達は学生のおおらかさに憧れ、そして女子学生に恋をした。機動隊もまた青春の真っただ中にいたのだ。
バリケードの中に身を置く事となった喜四郎だが、取り憑かれた様にゲバ棒を振るう敬一郎や、ジョーの姿に違和感を感じていた。「そこまでして戦う意味があるのか」そんな喜四郎に進吾から衝撃の事実を告げられる。「俺たちは2038年から来たんだ。コロナは終わっていない。2020年のお前ら若者が声を挙げなかったから、生活も仕事も大きく変わり貧富の差が広がったんだ。俺たちは、唯一若者が立ち上がり戦ったこの時代に来たんだ」と・・・。 公安が跋扈し、機動隊からはバリケードにスパイが送り込まれ、学生たちも闘争から死闘へと変化していく。彼らの行く末は・・・。
青春とは。
闘いとは。
未来とは。
笑いあり、涙あり、そして怒涛のアクションあり!『それぞれの青春』を描くゲバルトローザ。
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